誰でもスマホの仕組み
誰でもスマホの仕組みについて、運営会社である株式会社アーラリンクのS氏に話を伺いました。
なお、誰でもスマホの広報部と繋がっているからといって、手放しで誰でもスマホをおすすめする気はありません。
あくまでも、携帯ブラックの方が最適なサービスを選べるように、公平・公正な目線から各社サービスを比較・検証していくことが当メディアの目的です。
誰でもスマホの社会的使命とは
誰でもスマホは990円から使える
誰でもスマホでは、最安で、スマートフォン端末のセットで990円〜という低価格で使い始めることができます。
「スマートフォンが契約できずに困っている方に、スマートフォンを提供する」という社会的意義を実現するため、低価格にしています。
通信困窮(つうしんこんきゅう)問題を解決するサービス
『誰でもスマホ』は、いわゆる通信困窮(つうしんこんきゅう)問題を解決するために誕生したサービスです。
2021年現在、スマートフォンなどのモバイル端末の世帯保有率は97.3%となっています。(総務省 2022)
現代社会では、1人1台のモバイル端末を所有することが当たり前であり、もはや「社会インフラ」の一種とも言えます。
日常的なシーンだけでなく、各種契約や登録・申請、就職活動など、その活用範囲は広範囲にわたります。
ところが、金銭的な理由が発端となり、携帯電話料金を払えずにブラックリスト入りしてしまうと、連絡先を失うことになります。
すると、就職先や住宅の確保が困難になり、経済的な自立が不可能となる悪循環に陥ってしまいます。
そのような悪循環に陥ってしまった方を「通信困窮者」(つうしんこんきゅうしゃ)と呼んでいます。
”誰でもスマホが持てる”仕組みの実現
アーラリンクでは、そのような方を支援するために、2023年1月より、”誰でもスマホが持てる”仕組みの実現に取り組んでいます。
支援体制強化・提供体制の充実化・価格低廉化など、様々な取り組みを通じて、通信困窮問題解消への貢献を行ってきました。
『誰でもスマホ』が目指す”誰でもスマホが持てる”仕組みの実現に大きく前進するため、税込み1,000円以下でスマートフォンが持てる仕組みを用意しています。
そのような、社会的使命を持ったサービスなので、低価格でスマートフォンを提供するための企業努力をしています。
これが、誰でもスマホの仕組みの1つです。
運営会社の信頼性は?
格安SIMを借りる場合に、心配になるのが運営会社の信頼性ですよね。
docomo、au、softbankといった大手キャリアではないプロバイダなので心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
以下、運営企業であるアーラリンクが信頼できる理由を解説します。
利用者の実績
誰でもスマホは、2023年1月に開始されたサービスですが、すでに2万人以上の契約実績があります。
また、2013年に設立されて以来、10年間で累計契約者数は4万7000件となります。(グループ企業を含む)
出典:アーラリンク公式ページ
総務省認定
誰でもスマホの運営企業である株式会社アーラリンクは、総務省から「電気通信事業者届出番号」を取得している通信事業者です。
電気通信事業届出番号 届出番号:A-23-12048
厚生労働省が認めるサービスである
さらに、厚労省管轄の生活保護や生活困窮の窓口で、携帯電話に困っている方がいた場合、『誰でもスマホ』を紹介する取り組みも実施しています。
出典:PR TIMES
つまり、国の行政機関の1つである公正労働省の「お墨付き」のサービスと言えるため、信頼性が高いと言えますね。
ベストベンチャー100に選出
株式会社アーラリンクは2年連続ベストベンチャー100に選出されており、気鋭のベンチャー企業です。
創業以来、連続増収を続けているので、安心して契約することができます。
NTTドコモの回線を利用
さらに、NTTドコモから電波を借り受けて提供されているため、安心して利用することができます。
実際に筆者も「誰でもスマホ」を契約して利用していますが、通信品質や電波強度はドコモ品質であることを実感しています。
審査なしって怪しい?大丈夫?
どうして審査なしで契約できるの?
誰でもスマホは、諸事情があり、これまでスマートフォンの契約ができなかった方を対象としたサービスです。
そのため、「審査なし」だからといって、怪しいサービスというわけではありません。
あくまでも、大手キャリア等で「携帯ブラック」の状態になってしまった方でも、契約が可能なように独自の契約基準を設けている形となります。
具体的には、大手キャリアで参照している、携帯料金の不払い者情報をキャリア間で交換するTELESA・TCAを参照しません。
そのため他社で強制解約されていたり、携帯ブラックであっても契約することができます。
身分証明書の提示は必要
また、審査なしとはいえ、身分証明書の提示は必要となります。
そのため、申込みがあった場合に無制限にSIMを発行しているわけではありません。
スマートフォン本体が安いけど、何か裏がある?
仕入れ力が強い
誰でもスマホの運営会社である株式会社アーラリンクは、誰でもスマホのサービスの前に、10年間に渡ってレンタルスマホのサービスを運営しています。
つまり、長年に渡ってスマートフォンの仕入れを行ってきました。
そのため、最近できたばかりのサービスに比べると、状態の良いスマートフォンの仕入れ能力に長けていると言えます。
そういった事情があるため、初回契約に限りますが、iPhone7が988円、iPhone8が4,980円などの非常にお得なプライスを実現しているのです。
利益が産む好循環
また、誰でもスマホはグループ会社含め47,000人の契約者数を誇るサービスです。
契約者数の増加に伴い、そこで出た利益を新規利用者に還元して、さらにサービス品質を向上させていける段階にあります。
それらが合わさって、セール価格とも言えるほどの安さを実現しているのです。
反社会的勢力と繋がりがある?
「携帯ブラックOK」という言葉には、怪しい印象を受ける人もいるでしょう。
時折、この表現から反社会的な関係を疑うこともあります。
反社会的勢力との契約は禁止
具体的には、スマートフォン契約が審査なしで可能であるため、オレオレ詐欺などでの悪用が心配されます。この疑念から、反社会的な勢力とのつながりを不安視する声もあります。
しかし、誰でもスマホの利用者には、利用規約によって反社会的勢力との契約が禁止されています。もしも反社会的な勢力が、これを隠して契約した場合は、詐欺罪に問われることになります。
本人確認を実施
また、審査がないとはいえ、本人確認書類の提出が必要なため、オレオレ詐欺の手段として無限に契約される心配は基本的にはありません。
さらに、このような問題が発生する可能性は、スマートフォンに限ったものではなく、大手キャリアでも起こりうるリスクです。
まとめると、特に悪意を持った反社会的な関係は当然なく、誰でもスマホは総務大臣認定のMVNO(仮想移動体通信事業者)であるため、信頼できる通信事業者であると言えます。
誰でもスマホの仕組み
月額料金は高めの設定
誰でもスマホは、データ通信料1GB + 通話かけ放題のプランで月額料金は3,278円です。
これは、楽天モバイルやUQモバイルといった一般的な格安SIMと比べると高くなっています。
例えば楽天モバイルでは、同じ料金でデータ無制限です。
ただ、これには正当な理由があります。
他社でブラックになってしまった方でも契約できるというサービスの性質上、料金不払いなどのリスクが大きいためです。
運営会社であるアーラリンクは、そのリスクを回避するための「保険料」が必要となりますので、その分高くなっていると考えてよいでしょう。
とはいえ、「携帯ブラック向け格安SIM」のライバル企業と比べて、特別高いということはなく、むしろ最安の水準です。
データ通信料は少ない
また、データ通信量は最安プランで1GBですが、これも一般的な格安SIMよりも少ないです。
ただし、携帯ブラック向けのスマートフォン各社がほぼ同様の料金、データ通信量の設定になっていますので、誰でもスマホだけ特別に劣っているということはありません。
こちらについても、むやみにデータ通信量を増やすよりも、より多くの方にスマートフォンを提供することを優先しているのでしょう。
そのため、ある程度の制限が必要になっています。
誰でもスマホの仕組みはシンプル
まとめると、誰でもスマホの仕組みとしては、まずはその社会的使命に支えられたサービスである、と言えます。
より多くの方に、安価にスマートフォンを提供するためのサービスとなっています。
運営会社の株式会社アーラリンクでは、あこれまで10年以上にわたってレンタルスマホのサービスを提供してきました。
それらのノウハウを生かして、安価に端末やサービスを提供することができています。
当然ながら怪しい仕組みやからくりはなく、総務省認定のれっきとしたMVNOサービスです。
誰でもスマホを利用して、携帯ブラックの状態から脱出することができたら、電話番号を引き継いでMNP転出することも可能なので、非常に利便性の高いサービスと言えるでしょう。